こんにちは。
リーデックス小川です。
今週末は、台風が来るようですね。日曜日は晴れるので出かけたい気分ですが、翌日仕事なので、少しセーブすることを考えないといけないが残念です。。。できるだけ土曜日が晴れてほしいなぁと、秋の空にお願いしてみます。
さて、今回は主にオンプレ環境の開発効率を上げる方法がFAQに載っていたのでご紹介していきたいと思います。変更したときに再起動が必要なパラメータファイルを、再起動しないで読み込むことができるテクニックです。
設定ファイルの仕様について
プリザンターは、起動時に設定に必要なテーブルやParametersフォルダ(インストールフォルダ\App_Data\Parameters)配下のファイルを読み込みます。
「起動時に」というのがポイントで、上記の設定を変更した場合は、ブラウザの画面を更新(リロード)をしただけでは変更内容が反映されません。通常は変更内容を反映させるためにWebサーバの再起動、またはプリザンターの再起動(アプリケーションの再起動)が必要になります(詳細はこちらを参考ください)。拡張SQLや拡張Scriptなどはトライアンドエラーで開発していくことも多いと思いますので、いちいち再起動が発生すると効率が悪いですね。
再起動なしで再読み込みする方法
上記の不満を解消する方法があります。下記URLにアクセスするだけです。
http(s)://{servername}/インストールしたフォルダ/admins/reloadparameters
※Windows(.Net Framework版)にデフォルトでローカル環境にインストールした場合は、「http(s)://localhost/pleasanter/admins/reloadparameters」となります。
上記URLにアクセスししばらくすると真っ白い画面が表示されます。真っ白い画面が表示されれば無事に読み込まれていますので、変更した値が反映されているかを確認してみてください。
2つの注意点
上記が実施できるのは特権ユーザのみです。また、ログインが必要です。ログインしない状態で上記URLにアクセスすると、ログイン画面に移動しますので、ログインを行ってください。なお、特権ユーザについては下記ブログに詳細が記載されていますので、参考にしてください。
pleasanter.hatenablog.jp
やってはいけないこと!
注意点があります。上記URLを利用して再読み込みを行っている最中に他のユーザが何かしらの操作をすると、正常な動作が保証されないようです(データの不整合が発生する、など)。そのため、実運用している場合は、特権ユーザで上記URLにはアクセスしないようにしてください。
もし、パラメータの変更が必要になる場合は、通常のやり方通り、利用者に通知したうえでWebサーバの再起動を行うようにした方が安全に変更が反映されると思います。
まとめ
今回は、変更したときに再起動が必要なパラメータファイルを、再起動しないで読み込む方法について書きました。開発中には必須のテクニックですので、カスタマイズを行っている方はぜひ参考にしてみてください。
弊社では、スクリプトやスタイルを利用したカスタマイズについてご支援させていただいております。スクリプトについて相談したい、業務を改善のために実現したい機能がある、や、本記事や過去の記事のスクリプトを応用したい、などありましたら、お気軽にお問合せください。
それでは、今回はこの辺で。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。