こんにちは。
リーデックス小川です。
先日、栃木県佐野市に行ってきました。有名な厄除け大師にお参りに行ったのですが、おみくじが自動販売機で売られていることにとてもびっくりしました。確かに人件費削減になるとは思うのですが、ありがたみがないような気がしてしまいました・・・
さて、今回はプリザンターの特定箇所にHTMLを読み込ませる「拡張HTML」について書いていきたいと思います。指定したフォルダに配置したHTMLファイルが自動的に特定の場所に設定(表示)される機能です。拡張スクリプトや拡張スタイルで実装していた内容をよりシンプルに書くことができるようになります。
表示される場所について
それでは、まず、ページのどこに設定(表示)されるかを確認していきます。表示される場所(ブロック)と対応するファイル名は下記通りです。
No. | 表示ブロックID | ファイル名 |
---|---|---|
1 | LoginGuideTop | LoginGuideTop_ja.html |
2 | LoginGuideBottom | LoginGuideBottom_ja.html |
3 | SecondaryAuthenticationGuideTop | SecondaryAuthenticationGuideTop_ja.html |
4 | SecondaryAuthenticationGuideBottom | SecondaryAuthenticationGuideBottom_ja.html |
5 | HtmlHeaderTop | HtmlHeaderTop_ja.html |
6 | HtmlHeaderBottom | HtmlHeaderBottom_ja.html |
HtmlHeaderTopとHtmlHeaderBottomは、それぞれ、headerタグの一番最初と一番最後に、全ページに読み込まれます。
その他読み込まれる部分については下記画像を参考にしてみてください。
配置するテキストファイルの場所
HTMLを記載したテキストファイルを下記フォルダに作成し、IISを再起動してください。下記フォルダはデフォルトの設定でプリザンターをインストールした場合です。
C:\inetpub\wwwroot\pleasanter\App_Data\Parameters\ExtendedHtmls
なお、ExtendedHtmls配下はフォルダで階層化する事もできます。階層化した場合は、フォルダ配下のHTMLファイルがすべて読み込まれます。
サンプルを表示してみる
それでは、サンプルを作成してみます。今回は、LoginGuideBottom_ja.htmlとLoginGuideTop_ja.htmlにそれぞれ下記のHTMLを書いてみます。
LoginGuideTop_ja.html
<div style="color:red">LoginGuideTopが表示される場所です。</div>
LoginGuideBottom_ja.html
<div style="color:red">LoginGuideBottomが表示される場所です。</div>
また、HtmlHeaderTopと HtmlHeaderBottomは各ページ共通に読み込まれるため、各ページ共通で読み込むJavaScriptのライブラリやスタイルシートを設定することができるようになります。拡張スクリプト、スタイルはページ下部で読み込まれるためうまく動かなかったものが、ページの最初に読み込ませることができようになるため、意図した通り読み込まれるようになりそうです。
まとめ
今回はプリザンターの特定箇所にHTMLを読み込ませる「拡張HTML」について書きました。HTMLで拡張できるのはとても便利になるので、ぜひ利用してみてください。
弊社では、スクリプトやスタイルを利用したカスタマイズについてご支援させていただいております。スクリプトについて相談したい、業務を改善のために実現したい機能がある、や、本記事や過去の記事のスクリプトを応用したい、などありましたら、お気軽にお問合せください。
それでは、今回はこの辺で。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。