全画面にメッセージを表示する「アナウンス機能」が便利すぎる！ - オープンソースのローコード開発ツールのプリザンター（pleasanter）ブログ

こんにちは。
リーデックス小川です。

今回は、プリザンターのアナウンス機能についてご紹介いたします。全画面の上部にメッセージを表示することができますので、インフォメーション的な使い方から緊急時のアナウンスなどで利用できますので、ぜひ抑えておきたい機能です。

2024/02/13 追記
アナウンス機能については、ver.1.3.26.0以上で利用可能です。

先ほどもお伝えしましたが、プリザンターのアナウンス機能は下記図のように画面上部にメッセージを表示することができます。

アナウンス機能

表示はHTMLやCSSを利用することができますので、細かい表示の制御が可能です。応用的な使い方として、全テーブル横断的なグローバルメニューなどの使い方もできるかもしれません。

プリザンターのアナウンス機能は下記手順にて設定できます。設定ファイルの修正とWebサーバ（プリザンター）の再起動が必要ですので、クラウド型サービスだと利用できない可能性がありますのでご注意ください。

期限付きテーブルを作成します。
期限付きテーブルのサイトIDをService.jsonの"AnnouncementSiteId"に設定します。（例）"AnnouncementSiteId": 123
※設定ファイルの詳細は「プリザンターのパラメータを設定するには？」をご覧ください。
IIS(Linuxの場合はプリザンターのサービス）を再起動します。
もしくは、「/XXXXX/admins/reloadparameters」で設定ファイルを読み込ませることも可能です。詳細は「プリザンターを再起動せずにParametersフォルダ配下やExtensionテーブルの情報を再読み込みするには？」をご覧ください。
期限付きテーブルにレコードを作成します。

アナウンスはレコードに指定した「開始」～「完了」の期間で表示されますが、レコードの状況が「完了」の場合は表示されません。条件に合致する複数のレコードが存在する場合、複数のアナウンスを更新日降順（新しいアナウンスが上）で同時に表示します。

複数のアナウンスを同時に表示

また、アナウンスはログインしていない状態でもログイン画面上部に表示されます。

なお、エディタで開始、完了の書式を「日付と時刻(分)」「日付と時刻(秒)」に変更すると、それぞれ分、秒単位で管理することができます。

開始、完了の詳細画面

「エディタ」の開始、完了の詳細設定（画像は加工しています）

状態を完了にしておけば表示されなくなるため、定期的なアナウンス用のレコードを保存しておき、必要なときに開始完了と状態を変更し再利用する、といった使い方ができます。

今回は、プリザンターのアナウンス機能についてご紹介いたしました。スクリプトなどを使わずにアナウンスができるため非常に便利な機能ですね。ぜひ、ご活用ください。

弊社では、スクリプトやスタイルを利用したカスタマイズについてご支援させていただいております。スクリプトについて相談したい、業務を改善のために実現したい機能がある、や、本記事や過去の記事のスクリプトを応用したい、などありましたら、お気軽にお問合せください。

それでは、今回はこの辺で。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。