こんにちは。
リーデックス小川です。
最近、ある企業様のサーバリプレースのリリース(切換え)を行いました(プリザンターは関係ないのですが・・・)。3年ほど前も同じようなリプレースを行ったのですが、その時と比べてトラブルが少なかったです。理由を考えてみたのですが、一番の理由は、リリースに関わるステークホルダが半分以下になり、コミュニケーションの量が劇的に減ったことだとおもいます。技術に目が行きがちですが、やはり最後は人と人とのコミュニケーションが成功のポイントになるのだと、改めて実感しました。
さて、今回はプリザンターの情報公開機能について書いていきたいと思います。
- 情報公開機能とは?
- 設定方法①~データベースのテーブルを修正する
- 設定方法②~テーブルに公開設定を行う。
- ログインした状態で一覧ページを表示してみる。
- ログインしていない状態で画面を確認してみる
- まとめ
情報公開機能とは?
それでは、一般向けWebサイトとしてテーブルを公開する機能(情報公開機能)について説明していきます。情報公開機能とは、「ログインしていないユーザでも、プリザンターのテーブルを閲覧できるようにする機能」です。プリザンターの公式マニュアルは、この機能を利用してプリザンターで管理しています。
設定方法①~データベースのテーブルを修正する
設定はデータベースのテーブルを1か所を直接修正することになります。今回は、「SQL Server Management Studio(SSMS)」を利用する方法を紹介します。Azureでインストールされている方は「Azure Data Studio」でも同じやり方で実現が可能だと思います。
※データベースを直接編集するため、必ずデータベースのバックアップを行った上で操作してください。
SSMSを起動し、画面左側のメニューより「データベース」→ 「Implem.Pleasanter」→ 「テーブル」を選択し、その中にある「dbo.Tenants」を右クリック→「上位200行の編集」を選択します。通常は1行のみ表示されるはずですのでその行の「ContractSettings」カラムに
{"Extensions":{"Publish":true}}
と入力します。
すると、管理画面(右上メニュー「管理」→「テーブルの管理」)に「公開」タブが表示されます。
↓
なお、プリザンターのバージョンにより、上記タブが表示されない場合は、公式マニュアルにある方法を試してみてください。
設定方法②~テーブルに公開設定を行う。
公開タブをクリックすると、「匿名ユーザに公開する」というチェックボックスが表示されますので、こちらにチェックをし、更新ボタンをクリックします。
すると、画面の上の方にアラートメッセージが表示されます。
ログインした状態で一覧ページを表示してみる。
一覧ページに遷移をしてみましょう。同じようにアラートメッセージが表示し続けます。
この時のURLは、通常のURLとなります。ここで、赤いアラートメッセージ部分をクリックしてみましょう。すると、ページ上部のメニューが非表示となり画面が一般ユーザ向けとなります。
画面の赤帯をクリックするたびに公開/非公開が切り替わりますが、URLの文字列「items」(管理者向け)と「publishes」(一般向け、公開)に切り替わります。
一般向け :http://サーバ名/pleasanter/items/xxx/index
管理者向け:http://サーバ名/pleasanter/publishes/xxx/index
ログインしていない状態で画面を確認してみる
先ほどの画面は、ログインしているユーザの画面でした。ログインしていないユーザ、一般ユーザとして公開画面を見るとどのように表示されるかを確認します。
アラートメッセージが非表示になりました。編集画面を表示すると、編集ができない読み取り専用の画面になっています。
まとめ
今回は、プリザンターのテーブルの内容を一般向けWebサイトとして公開する方法について書いてみました。この機能を使うと、CMSとして利用できるようになりますので、ますますプリザンターの用途が広がるようになると思います。
「スマホdeプリザンター」は画面表示をスタイルで制御していますが、同じように画面をカスタマイズすることが可能です。弊社でも対応可能ですので、気になった方はぜひお問合せください。
それでは、今回はこの辺で。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。