こんにちは、リーデックス板垣です。
今回も前回に引き続き、プリザンターのカスタム項目「分類」のリスト形式の設定方法を見ていきたいと思います。リスト形式の設定方法は今回が最終回となります。
最終回の今回は「管理しているユーザ名を利用する」になります。早速設定方法を見ていきましょう。
下準備(ユーザIDの作成)
「管理しているユーザ名」というのは、プリザンター本体に登録されているIDに紐づく名前になります。デフォルトだと「Administrator」です。管理権限があればIDは作れるので、下準備としてまずはIDを作っていきましょう。実際の利用時には必要なIDはその都度作成していくため、このような作業は不要です。
ユーザの作成方法は別の記事で紹介します。今回は3ID作成しました。下記スクリーンショットの名前欄「鷲尾 みかげ」「琴岡 司」「白鳥 撫子」が今回作成したものになります。
分類項目の設定
下準備ができたので、調味料一覧に項目を追加します。今回は調味料の責任者をプリザンターのIDに紐づく名前で設定していきたいと思います。
これまでのブログ(カスタム項目「分類」のリスト形式の設定方法)でも紹介した通り、管理→テーブルの管理→エディタから設定します。任意の分類項目を有効化したら、詳細設定で表示名を「責任者」、選択肢一覧を「Users」とします。
一覧表示にも「責任者」を追加します。
権限の追加
さて、ここで「砂糖」レコードを編集してみましょう。「砂糖」レコードのどこかをクリックすると編集画面に飛びます。
責任者項目の選択肢が先程追加したIDに紐づく名前になって
いません。「Administrator」しかありません。
これは、先程追加したIDにテーブルへのアクセス権限がないためです。権限を追加しましょう。ユーザIDとグループとアクセス制限については別項目で触れて行く予定です。今回はサイト(テーブル)のアクセス権限のみ付与していきます。
管理→テーブルの管理→サイトのアクセス制御を開きます。選択肢一覧の下にある検索窓にIDの一部または全部、もしくはユーザ名の一部または全部を入れます。今回は3IDに共通している文字列「user」を入れました。すると3IDが検索されます。
そのまま「権限追加」ボタンをクリックします。そして更新。
項目の設定
調味料一覧画面に戻り、再び「砂糖」レコードの更新画面に行きます。責任者欄の選択肢を見ると、先ほど追加した3IDの名前が追加されているのがわかります。設定していきます。
全てのレコードに「責任者」を設定したのが下のスクリーンショットです。
まとめ
以上が「管理しているユーザ名を利用する」方法です。ポイントは2点です。
- エディタの詳細設定で選択肢一覧に「Users」を設定すること
- エディタの選択肢一覧に出したいユーザーには読み取り権限以上の権限を付与すること
なお、実はUsersの代わりに[[Users*]]を設定すると、権限がないユーザの名前も選択肢に入れることができます。テーブルの仕様によってどちらが良いかを選択していください。
「分類」のリスト形式の設定方法は以上になります。次回は「分類」を使うと何ができるのかを見ていきたいと思います。