
こんにちは。
リーデックス小川です。
Backlogは、2027年1月1日から料金プランを「エコノミー」「ビジネス」「プロフェッショナル」の3種類へ変更します。既存の利用企業には、2027年1月1日以降の最初の契約更新日から新しいプランが適用されます。
特に影響が大きいのは、現在スタンダードプランを利用し、ユーザー数が16人以上、またはプロジェクト数が31件以上の企業です。
| 現在のプラン・利用状況 | 2027年以降のプラン | 現在の年額 | 新しい年額 | 年間増額 |
|---|---|---|---|---|
| スタンダード:15人以下かつ30プロジェクト以下 | エコノミー | 182,400円 | 239,400円 | 57,000円 |
| スタンダード:16人以上または31プロジェクト以上 | ビジネス以上 | 182,400円 | 413,820円 | 231,420円 |
| プレミアム | ビジネス | 307,800円 | 413,820円 | 106,020円 |
| プラチナ | プロフェッショナル | 855,000円 | 1,140,000円 | 285,000円 |
※料金は税別・年払いの場合です。スタンダードで上限を超える場合は、ビジネスプランを選んだケースで比較しています。
※適用されるプランや開始日は、各社の契約状況によって異なります。詳しくはBacklog公式発表をご確認ください。
スタンダードプランでユーザー数やプロジェクト数が新プランの上限を超える場合、年間費用が182,400円から413,820円となり、23万円以上増える可能性があります。
こうした料金改定をきっかけに、Backlogの契約プランや利用方法を見直そうと考えている企業もあるのではないでしょうか。
ただし、BacklogとPleasanterは目的や特徴が異なるため、料金だけで移行を決めるのは適切ではありません。
この記事では、BacklogからPleasanterへの移行が向いている企業・向いていない企業の特徴と、判断する際のポイントを解説します。
プリザンターを業務で活用するための導入・設計・運用をご支援しています。
- BacklogとPleasanterの違いを理解する
- Pleasanterへの移行が向いている企業
- Pleasanterへ移行しない方がよい企業
- 料金だけでなく運用を含めた総コストで判断する
- まとめ:まずは現在のBacklog利用状況を確認しよう
BacklogとPleasanterの違いを理解する
BacklogからPleasanterへの移行を考える前に、まずは両者の違いを理解しておく必要があります。
Backlogはプロジェクト・課題管理に適したSaaS
Backlogは、プロジェクトごとに課題や担当者、期限、進捗状況などを管理できるクラウド型のプロジェクト管理ツールです。
課題管理だけでなく、カンバンボード、ガントチャート、ドキュメント、ファイル共有、Git・Subversionなど、プロジェクトを進めるための機能が一つのサービスにまとめられています。
Pleasanterは業務に合わせて構築できる業務アプリ基盤
Pleasanterは、プロジェクトや課題の管理だけでなく、営業案件、問い合わせ、採用、契約、社内申請など、さまざまな業務に合わせた仕組みを構築できます。
つまり、Backlogは「プロジェクト管理に必要な機能があらかじめ用意されたサービス」、Pleasanterは「自社の業務に合わせて管理の仕組みを作れる基盤」と考えると分かりやすいでしょう。
Pleasanterへの移行が向いている企業
Backlogの利用規模や使い方が次の条件に当てはまる場合は、Pleasanterへの移行を検討する価値があります。
利用者数やプロジェクト数が増えている
Backlogの利用者やプロジェクトが増え、契約プランや年間利用料の見直しが必要になっている企業は、移行を検討しやすいケースです。
利用規模が大きいほど、Pleasanterの構築費用や移行費用を含めても、中長期的にコストを抑えられる可能性があります。
課題やWikiを中心に利用している
Backlogの主な用途が、課題、コメント、Wiki、添付ファイルなどの情報管理であれば、Pleasanterへの移行を検討しやすくなります。
これまで蓄積してきた情報を移行対象として検討しながら、業務に合わせて管理項目や一覧画面を見直し、より使いやすい管理方法へ変更することも可能です。
Backlogを開発以外の業務にも利用している
営業案件、問い合わせ、採用、総務、社内改善などをBacklogで管理している企業も、移行効果を得やすいと考えられます。
例えば、顧客、案件、対応履歴をそれぞれ管理し、関連付けるといった構成も可能です。この場合、移行は単なる料金削減ではなく、社内の業務管理を見直す取り組みになります。
すでにPleasanterを利用している
すでに営業管理や問い合わせ管理などでPleasanterを利用している企業は、既存の環境や運用体制を活用できるため、移行時の負担を抑えられる可能性があります。
BacklogとPleasanterに分かれていた情報を集約できれば、顧客情報や案件情報、対応履歴などを関連付けて管理しやすくなります。
Pleasanterへ移行しない方がよい企業
すべてのBacklog利用企業が移行する必要はありません。移行によって得られる効果が小さい場合は、Backlogを継続する方が適していることもあります。
小規模利用で現在の運用に問題がない
Backlogの利用者数やプロジェクト数が少なく、現在の料金や使い方に大きな問題がない場合は、無理に移行する必要はありません。
移行そのものを目的にせず、解決したい課題があるか、移行費用を上回る効果を得られるかを確認することが重要です。
現在の運用方法を大きく変えたくない
Backlogの利用方法や社内ルールが定着し、問題なく運用できている場合は、移行を急ぐ必要はありません。
現在の運用が安定しており、料金や機能にも大きな課題がなければ、Backlogの継続も合理的な選択です。利用者数や管理する業務が増えた段階で、改めて検討する方法もあります。
Git・Subversionとの連携を重視している
Backlogでは、プロジェクトの課題とGit・Subversionのリポジトリを同じサービス内で管理できます。
Pleasanterへ移行する場合、ソースコードはGitHubなどの専用サービスとの組み合わせを検討することになります。開発プロジェクトはBacklogに残し、それ以外の業務をPleasanterで管理する方法も選択肢です。
料金だけでなく運用を含めた総コストで判断する
移行を検討するときは、現在の利用料だけでなく、今後の利用規模や移行後の活用方法まで含めて比較することが重要です。
複数年の費用で比較する
Pleasanterへ移行する場合は、環境構築やデータ移行などの初期費用が必要です。一方、利用規模によっては、中長期的な費用を抑えられる可能性があります。
1年間の費用だけではなく、3年から5年程度の総額で比較することで、移行の効果を判断しやすくなります。
利用規模によってはPleasanterでコストを抑えられる
Pleasanterは利用環境や運用方法を選べるため、構成によっては利用者数が増えても費用を抑えやすくなります。
特に、利用者数や管理する業務が多い企業では、中長期的なコスト削減につながる可能性があります。
具体的な費用は、現在の利用状況や移行するデータ、必要な機能によって異なります。まずはBacklogの利用人数やプロジェクト数、主な用途を整理したうえで比較するとよいでしょう。
業務統合によって得られる効果も考える
Pleasanterへの移行効果は、Backlogの利用料を削減できるかどうかだけではありません。
顧客情報、営業案件、問い合わせ、対応履歴などをまとめることで、情報を探す時間やExcelへの転記、複数システムへの二重入力を減らせる可能性があります。
単純な料金差だけでなく、業務管理の見直しによって得られる効果も含めて判断しましょう。
まとめ:まずは現在のBacklog利用状況を確認しよう
BacklogからPleasanterへの移行が適しているかどうかは、利用者数やプロジェクト数、利用している機能、今後の利用規模によって変わります。
現在の運用に問題がなければBacklogを継続し、一部の業務だけをPleasanterへ移す方法もあります。料金削減だけでなく、業務管理の見直しや情報の集約につながるかという視点で判断することが大切です。
BacklogからPleasanterへの移行についてご相談ください
弊社では、BacklogからPleasanterへの移行に関するご相談を受け付けています。現在、移行を効率化する仕組みについても検討を進めています。
利用者数、プロジェクト数、主な用途などをもとに、Backlogの継続・部分移行・全面移行のどれが適しているかを一緒に整理します。具体的な移行時期が決まっていない段階でも、お気軽にご相談ください。