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【実践編】プリザンターで実現する座席予約システム|具体的な構成と実装ポイント


こんにちは。
リーデックス小川です。

前回の記事では、予約管理がなぜ必要なのか、そして業務にどのようなメリットをもたらすのかを整理しました。

pleasanter.hatenablog.jp

今回はその続編として、すでに構築している予約管理の一部を紹介しながら、プリザンターでどのように実装を進めているのかを具体的に説明します。

プリザンターでは、標準の設定(ノーコード)だけで基本的な予約管理を構築でき、必要に応じて少し手を加える(ローコード)ことで、より実際の運用に沿った形に近づけることができます。

実際の画面を交えながら、座席マスタ、休暇マスタ、予約枠の生成、ステータス管理、予約詳細画面など、運用で求められる要素を順に紹介していきます。

すでに運用できる形として構築しているため、自社の運用に合わせてカスタマイズしながら導入することも可能です。気になる点があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

予約管理システムをプリザンターで作るメリット

プリザンターで予約管理を構築する最大の利点は、柔軟性の高さにあります。

一般的な予約システムは仕様が固定されており、自社の業務に合わせようとすると追加費用や複雑な調整が必要になるケースもあります。

一方、プリザンターではテーブル構造や画面項目、入力制御などをノーコードで調整でき、標準機能のみで基本的な予約管理の仕組みを実装できます。

また、細かな対応や特定の運用ルールを取り入れたい場合でも、ローコード開発で柔軟に対応できます。

大掛かりな開発なしで調整できるため、導入時の負担も少なく、長期的な運用にも適した構成にできます。

予約管理の全体構造:必要なテーブルと役割

今回の予約管理は、複数のテーブルによって構成されています。それぞれの役割を理解すると、全体像が把握しやすくなります。

なお、画面の項目やデータはブログ用に一部修正や加工されていることがありますことをご了承ください。

座席マスタ(設備マスタ)

予約対象となる座席や設備の情報を登録するテーブルです。

座席番号や分類(フロアなど)、使用可否といった基本情報をここで管理します。予約枠は「座席 × 日付」で生成されるため、この座席マスタが基盤で、運用に合わせて座席を追加・変更することが容易で、柔軟に調整できます。

休暇マスタ(祝日・休館日管理)

休館日や祝日など、予約枠を作成しない日 を管理するテーブルです。

ここに登録された日付は予約枠生成時に自動的に除外されるため、予約枠として登録されません。これにより、利用者が休館日に予約してしまうミスを防ぐことができ、運用の正確性が高まります。

予約テーブル(座席 × 日付の予約枠)

実際の予約枠が並ぶメインテーブルです。

日付、座席番号、予約状況(可・済・不可)、予約者、写真などの情報が表示されます。利用者はこの一覧から予約を行い、管理者は全体の状況を俯瞰しながら運用できます。予約管理の中心となるテーブルです。

予約テーブルレコード登録テーブル(月次予約枠生成)

月ごとの予約枠を一括生成するためのテーブルです。

「データ生成」ボタンを押すと、座席マスタと日付情報を基に、対象月のすべての予約枠が自動作成されます。自動作成はサーバスクリプトで行っています。

休暇マスタに登録された日は自動的に除外されるため、予約対象外の日付が誤って生成されることもありません。

生成済みかどうかはステータスで管理されるため、重複作成などのミスも防げます。

月次予約枠を自動生成する仕組み

予約枠は月単位で生成される仕組みになっています。「データ生成」ボタンを押すだけで、座席マスタと日付情報を掛け合わせた予約枠が自動で作成されます。

業務によっては、日ごとに席を準備したり、複数のフロアを管理したりすることがありますが、この自動生成によって作業の効率化が可能です。

また、生成状態はステータスによって管理され、「準備」「実行中」「完了」といった区分で作業状況が見える化されています。これにより、月ごとの生成漏れや重複生成を防ぐことができ、運用の安定性が向上します。

予約枠と予約情報の実装ポイント

予約枠の管理では、予約可能・済・不可といった状態を正しく管理することが重要です。

予約可能・不可・済のステータス制御

予約枠には複数のステータスがあり、画面上で色分けされています。予約不可はグレー、予約可能はオレンジ、予約済は緑といった形で視覚的に区別できるため、利用者は直感的に状況を把握できます。予約不可の場合は予約ボタンが表示されないため、誤操作の防止にもつながります。

予約詳細画面の構成

予約詳細画面では、座席番号、予約日、予約者、ステータスなどを確認できます。

必要に応じて、管理者は座席の状態を「使用可」に変更したり、予約者情報を編集したりできます。また、更新履歴も表示されるため、誰がどのような操作を行ったのかを確認でき、透明性が高い運用が可能です。

重複予約チェックと警告メッセージ

予約者が同じ日に別の座席を予約している場合、重複予約を避けるために警告メッセージが表示されます。

これにより、誤って複数席を予約してしまうミスを事前に防ぐことができます。こうした制御は予約管理の安定性を保つ上で効果的です。

予約の操作性を高めるUI

プリザンターの予約画面では、利用者が迷わず操作できるように複数の工夫が施されています。

日付切替リンクとフィルタ検索

一覧画面の上部には日付リンクが並び、カレンダーのように日付を移動できます。こちらの機能はスクリプトによるカスタマイズを行っています。

また、フィルタを利用することで、座席番号や状態などで絞り込み検索ができ、必要な予約枠にすばやくアクセスできます。

写真表示による視認性向上

メンバーマスタと連携し、予約者の写真を表示することで、利用者の確認が容易になります。視認性が高まり、現場の管理がスムーズになります。

用途に応じた拡張ポイント

プリザンターの予約管理は、座席予約に限らず、会議室、設備、イベント、面談など幅広い用途に応用できます。

また、通知メール、権限管理、CSV 出力、外部連携など、必要に応じた拡張も可能ですので、現場の運用に合わせて柔軟に構成できます。

まとめ

今回は、予約管理をプリザンターでどのように実装するか、について具体的に説明いたしました。

紹介した内容は、プリザンターで予約管理を実装する方法の一例です。標準設定を組み合わせることで、複雑な開発なしに予約管理をスタートできます。また、必要に応じて調整を加えることで、自社の運用に合った形へと仕上げることが可能です。

「うちの運用ではどこまで対応できるだろう」「自社向けにカスタマイズして利用したい」など、気になる点があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

弊社では、スクリプトやスタイルを利用したカスタマイズにも対応しています。
「スクリプトについて相談したい」「業務改善のために実現したい機能がある」「本記事や過去の記事のスクリプトを応用したい」といった場合も、お気軽にお問い合わせください。

それでは、今回はこの辺で。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。