
こんにちは。
リーデックス小川です。
今回は、2025年11月11日に公開された Pleasanter ver.1.4.22.0の追加機能についてご紹介します。
クラスタ環境でのバックグラウンド処理に「複数インスタンス間の排他制御」が追加され、リマインダーや集計の重複実行を防止します。
また一覧画面には「セル幅で文字を折り返す」設定が追加され、列幅を維持したまま長文を自動改行可能にになりました。
運用の堅牢性と画面の視認性を同時に高めるアップデートですのでぜひご参考ください。
バックグラウンドジョブの複数インスタンス間の排他制御機能を追加
クラスタ配下で複数ノードが稼働している場合、同一ジョブの多重起動によってリマインダーの重複送信や二重集計が発生することがありました。
ver.1.4.22.0 では、バックグラウンドサービスが複数インスタンス構成に正式対応し、排他制御により「一度だけ実行」されるようになりました。

マニュアルより引用
設定は簡単です。Quartz.json の "Clustering.Enabled" を true にし、CodeDefiner を実行すると、QRTZ_ で始まる11個のテーブルが自動生成されます。
サービス名ごとの動作の違いは以下の通りです。
| 動作の違い | サービス名 | 設定ファイル | パラメータ名 |
|---|---|---|---|
| 単一ノードでのみ実行 | リマインダー | BackgroundService.json | Reminder |
| 〃 | LDAP同期 | BackgroundService.json | SyncByLdap |
| 〃 | システムログ削除 | BackgroundService.json | DeleteSysLogs |
| 〃 | ごみ箱レコード削除 | BackgroundService.json | DeleteTrushBox |
| 〃 | バックグラウンドサーバスクリプト | Script.json | BackgroundServerScript |
| 全ノードで実行 | テンポラリファイル削除 | BackgroundService.json | DeleteTemporaryFiles |
また、複数インスタンス構成では、セッションアフィニティ(同じ利用者(セッション)からのアクセスを常に同じサーバへ振り分け続ける仕組み) を有効化することが推奨されていますので、ご確認ください。
なお、SQL Server を自己署名証明書で使用する場合は、接続文字列TrustServerCertificate=True; を追加してください。
詳細は下記マニュアルをご覧ください。
一覧項目の詳細設定に「セル幅で文字を折り返す」機能を追加
一覧画面で長文のタイトルや本文が見切れてしまう課題を解決するため、新しく「セル幅で文字を折り返す」設定が追加されました。
マニュアルより引用
こちらの仕様は、以前のバージョンアップで一覧が一覧表示UIがドラッグ操作に対応しましたが、その際に起きていたようです。
この機能をオンにすると、列幅を保ったままセル内で自動改行され、すべての文字列が一覧上で確認できます。[セルの横幅] 設定と組み合わせることで、情報量を維持しつつ見やすい画面構成を実現できます。

マニュアルより引用
操作は「テーブルの管理」→「一覧」より、変更したい項目の「詳細設定」からチェックを入れるだけです。

第2世代UIを使用している環境で有効となり、モバイル表示や印刷ビューでもそのまま反映されます。説明、コメント、内容など、一覧ですべての文章を表示したい項目に適しています。
また、数値やIDなどの比較列は折り返しなし、説明系の列は折り返しありと使い分けることで、見た目の整合性が保たれます。設定済みのレイアウトをチームでテンプレート共有すれば、新規サイトの初期構成も短時間で統一できます。
詳細は下記マニュアルをご覧ください。
まとめ
今回は2025年11月11日に公開された Pleasanter ver.1.4.22.0 についてご紹介しました。機能を中心にご紹介しましたが、多くのバグフィックスを含みますので、ぜひバージョンアップをご検討ください。詳細はマニュアルの「11/11 リリース情報(ver.1.4.22.0)」をご覧ください。
弊社では、プリザンターの認定トレーナーとしてトレーニングを実施しています。プリザンターの基礎から応用まで幅広いラインナップを取り揃えていますので、プリザンター初心者はもちろんのこと、効率よくスキルアップしたい方にもオススメです!詳しくはこちらにありますので、気になった方はぜひご覧ください。
それでは、今回はこの辺で。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。