こんにちは。
リーデックス小川です。
2025年10月24日、業務アプリ作成プラットフォーム「プリザンター」の最新版 ver.1.4.21.0 がリリースされました。
今回のアップデートでは、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性対応を始めとして、管理者の操作性を高める エディタ設定UIの刷新、モバイル端末からの入力効率を向上させる カメラ起動アイコンの追加、添付ファイルのプレビュー制御機能 が実装されています。
日常的にプリザンターを利用するユーザーにとって、使いやすさと柔軟性の両面で嬉しい進化が詰まったアップデートとなっています。
- クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性対応版
- テーブルの管理「エディタ」のUIをリニューアル
- モバイル端末でカメラアイコンを表示する機能を追加
- 添付ファイルのプレビュー表示を制御できる機能を追加
- まとめ
クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性対応版
Pleasanter にてクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が確認されました。
プリザンター対象バージョンは「1.4.20.0以前」含む全バージョンで、ログイン可能な一般ユーザーが悪意あるHTML/スクリプトを添付・掲載した際、外部サイト誘導やデータ改ざんといったリスクが発生する可能性があるとのことです。
最新バージョン「1.4.21.0」では、この脆弱性に対する修正が施されておりますので、速やかなアップデートを強く推奨します。
テーブルの管理「エディタ」のUIをリニューアル
今回のアップデートの中でも注目度が高いのが、テーブル管理画面のエディタ設定UIリニューアルです。
これまで「テーブルの管理」メニューでは、入力フォームの項目が多い場合、設定したい項目を探すことがとても大変でした。今回のリニューアルでは、設定したい項目にたどり着くまでわかりやすく直感的に操作できるように改善されています。
新しいエディタの画面は下記のとおりです。

フィルタエリア
フィルタエリアでは、基本項目や分類項目を始めとして、アクティブ時の項目をフィルタリングして表示することができます。詳細は下記通りです。
| アクティブ時 | 非アクティブ時 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 基本ボタン | クリックすると基本項目を表示します。 | ||
| 分類ボタン | クリックすると分類項目を表示します。 | ||
| 数値ボタン | クリックすると数値項目を表示します。 | ||
| 日付ボタン | クリックすると日付項目を表示します。 | ||
| 説明ボタン | クリックすると説明項目を表示します。 | ||
| チェックボタン | クリックするとチェック項目を表示します。 | ||
| 添付ファイルボタン | クリックすると添付ファイル項目を表示します。 | ||
| フィルタテキストボックス | 選択肢一覧リスト、現在の設定リストの表示を表示名またはその部分文字列で絞り込めます。 |
マニュアルより引用
項目指定エリア
項目指定エリアでは、選択した項目の順番の変更や詳細設定画面を表示できます。詳細は下記のとおりです。
| アイコン | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| 上ボタン | クリックすると、選択中の項目と、1つ上の項目とを入れ替えます。Ctrlキーを押しながらクリックすると、リストの一番上へ移動します。フィルタ機能使用時は表示されません。 | |
| 下ボタン | クリックすると、選択中の項目と、1つ下の項目とを入れ替えます。Ctrlキーを押しながらクリックすると、リストの一番下へ移動します。フィルタ機能使用時は表示されません。 | |
| 詳細設定ボタン | クリックすると、選択中の項目の「詳細設定」画面を表示します。 | |
| リセットボタン | クリックすると、「詳細設定」画面で行った変更をリセットし、無効化します。更新ボタンのクリック後も無効化します。 |
マニュアルより引用
このUI刷新により、エディタの項目が多くなった場合でも、該当する項目にたどり着くまでが簡単になり、メンテナンス性と開発スピードが大幅に向上しました。
モバイル端末でカメラアイコンを表示する機能を追加
スマートフォンやタブレットからの入力体験を向上させる新機能として、カメラ起動アイコンの追加が行われました。
今回の変更により、モバイル端末でレコードを編集・登録する際、「内容」「説明」および「コメント」欄にカメラアイコンが表示されます。
| カメラ起動ボタン |
|---|
これをタップすることで、端末のカメラが直接起動し、その場で撮影した写真をすぐに添付できるようになりました。
Androidでカメラ撮影した画像を登録するには、パラメータ設定:Mobile.jsonでEnableMobileCameraをtrueに設定する必要があります。これにより「画像ファイル選択ボタン」の右側に「カメラ起動ボタン」が表示されます。
これまで、現場で撮影した画像を一度端末に保存し、その後ファイル選択からアップロードする必要がありましたが、本機能によりワンタップで撮影→即添付が可能となりました。
たとえば、工場・倉庫・建設現場など、現場作業の報告や検査結果をその場で共有するケースでは、これまでの煩雑な作業が不要になり、情報の即時性と正確性が大幅に向上します。
また、この機能はスマートフォンやタブレットに標準搭載されているカメラアプリと連携するため、特別な設定やアプリ導入は不要です。プリザンターにアクセスできるモバイルブラウザさえあれば利用可能です。
現場担当者が“撮ってすぐ共有”できる環境を実現することで、報告業務のスピードアップだけでなく、写真付きでのエビデンス管理や進捗共有の質も高まるでしょう。
添付ファイルのプレビュー表示を制御できる機能を追加
新たに、添付ファイルのプレビュー許可形式を管理者が指定できる機能が追加されました。
これまでプリザンターでは、画像ファイルやPDFなど一部の形式がブラウザ上でプレビュー可能でしたが、今回のアップデートにより、どのファイル形式をプレビュー可能にするかを柔軟に設定できるようになりました。
プレビュー表示可能なファイル種類はBinaryStorage.jsonのBrowserAllowMimeTypesにMIMEタイプを指定することで設定できます。
| パラメータ名 | 設定例 | 説明 |
|---|---|---|
| BrowserAllowMimeTypes | ["application/pdf","image/png"] | プレビュー表示を許可するファイルのMIMEタイプを配列で設定します。 |
たとえば、「画像(.jpg, .png)とPDFのみプレビューを許可し、それ以外はダウンロードのみ許可」といった細かなポリシー設定が可能です。
運用の自由度が高まることで、プリザンターを文書管理・情報共有ツールとして利用している企業にとっては、より安全で効率的なファイル運用を実現できるようになりました。
細部まで配慮された今回の仕様追加は、利用者と管理者双方に安心をもたらすアップデートといえるでしょう。
まとめ
今回はプリザンターのver.1.4.21.0 で更新された機能についてご紹介しました。
管理者は新しいエディタ設定画面で設定工数を削減し、現場ユーザーはスマホから写真をスムーズに添付できます。日常的に業務アプリを作成・調整する担当者や、現場報告を頻繁に行うユーザーにとっては、体感できる改善点が多いバージョンです。
ぜひこの機会に最新バージョンへアップデートし、より使いやすく、より安全に進化したプリザンターを体感してみてください。
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それでは、今回はこの辺で。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。