こんにちは。
リーデックス小川です。
2025年5月13日にプリザンターの最新版 Ver.1.4.16.0 がリリースされました。
今回のアップデートでは、レコードのインポート機能に新たな「移行モード」が追加され、データ移行がよりスムーズになります。
また、サーバスクリプトやAPIに関する開発・運用支援機能の強化、CodeDefinerツールの改善、システムログやバックグラウンド処理の向上、UIの使い勝手改善など、多岐にわたる改良が行われています。
本記事では Ver.1.4.16.0 の主な新機能と改善点をわかりやすくご紹介します。ぜひアップデートの参考にしてください。
※2025年5月14日にバグフィックス版のVer.1.4.16.0 がリリースされました。
主な新機能・改善点
レコードの移行モード追加で作成者情報もインポート可能に
レコードのインポート機能に、新しく「移行モード」が追加されました。

これにより、CSVファイルからレコードを取り込む際に、各レコードの「作成者」や「更新者」、「作成日時」、「更新日時」といった情報を元のまま保持してインポートできるようになります。

従来はインポート時にこれらの項目が現在のユーザ名や日時に置き換えられていましたが、移行モードを利用すれば他システムからのデータ移行の際にも元の記録をそのまま再現できます。
過去の履歴を含めた正確なデータ管理が可能になるため、システム乗り換え時の負担軽減につながり、監査や履歴管理の面でも安心してデータを移行できます。
プログラム開発・運用を支援する機能の強化(サーバスクリプト、API など)
- サーバスクリプトの条件に「一括削除前」、「一括削除後」を追加。
- サーバスクリプトに items.MaxDate、items.MinDate関数を追加。
- 「作成」、「更新」、「作成・更新」のAPIで複数のプロセスを実行する機能を追加。
- 拡張サーバスクリプトに関数化、TryCatch機能を追加。
- Extensions APIの実行権限を特権ユーザのみに変更。
- テナントの管理画面でExtensions APIの利用可否を切り替える機能を追加。
さまざまな開発・運用支援機能も大きく強化されました。
例えば、サーバサイドで動作する「サーバスクリプト」において、新たに“一括削除前”および“一括削除後”のタイミングで処理を実行できる条件が追加されています。
これにより、複数レコードの一括削除時にもカスタムスクリプトで事前・事後の処理を自動化できるようになります。
また、サーバスクリプトには一覧から最大日付や最小日付を取得できる便利な関数(items.MaxDate、items.MinDate)も追加され、日付データの集計やチェックが容易になりました。
さらに、レコードの作成・更新APIが拡張され、一度のAPI呼び出しで複数のワークフロー処理(プロセス)を順次実行できるようになっています。
これによって、外部システム連携時に複雑な処理を一括で行えるなど、より効率的な運用が可能です。
加えて、サーバスクリプトにおいてエラー処理を行う「Try-Catch」構文や、スクリプトを部品化(関数化)する機能も提供され、複雑な処理の信頼性が向上し、スクリプトの再利用や保守も容易になります。
CodeDefinerの改善(データベース更新の有無を確認可能に)
開発者向けの CodeDefiner ツールにも改善が加えられています。
CodeDefinerとは、プリザンターのシステム設定やコードを定義・変更するための開発支援ツールです。
このツールを実行する際に、実際にデータベースへ変更を加える更新が発生するかどうかを事前に確認できる機能が Ver.1.4.16.0 で追加されました。
これにより、適用しようとしているコードや設定がデータベースに影響を及ぼすかどうかを前もって把握でき、意図しない更新を防ぐことができます。
無用な変更を避け、より安全にカスタマイズを実施できるようになるでしょう。
システムログ・バックグラウンド処理の改善
システムログ(SysLogs)やバックグラウンド処理まわりにも改良が施されています。
まず、システムログではエラースタックトレース(ErrStackTrace)に出力される情報がより詳細になり、問題発生時の原因究明がしやすくなりました。
設定はパラーメータファイル「syslog.json」の「OutputErrorDetails」で変更できます。
また、バックグラウンド処理では一度に削除するシステムログ件数を指定できるようになり、大量のログ削除時のシステム負荷を調整できます。
例えば、不要なログを大量に削除する際に一度に処理する件数を減らすことで、システムの応答性に影響を与えずにログ整理を進めることが可能です。
設定は、パラメータファイル「BackgroundService.json」の「DeleteSysLogsChunkSize」で変更できます。
これらの改善により、管理者によるシステムの保守やトラブルシューティングが一層効率化され、システムの安定運用にも貢献するでしょう。
パラメータファイルについては、下記をご参照ください。
UIの改善(ローディング表示、管理画面グループボックスなど)
- Ajax処理時にローディング画面を表示するようにUIを変更。
- テーブルの管理画面などのグループボックスのUIを変更。
- 数値項目および日付項目のレイアウト・UIを調整。
- 画面レイアウトの調整。
日々使用する画面のUI(ユーザーインターフェース)も改善されています。
例えば、データ読み込みなどサーバ通信を伴う処理時にはローディング(「処理中」)画面が表示されるようになりました。

処理が進行中であることが一目で分かるため、ユーザは安心して待つことができます。
また、管理画面(テーブル管理画面など)におけるグループボックスのデザインが見直され、設定項目がより見やすく整理されました。

そのほかにもレイアウト調整など細かなUI改善が施され、全体的に画面がより洗練されました。
まとめ
今回は Ver.1.4.16.0のバージョンアップについてご紹介しました。
データ移行から日々の操作性まで幅広い改良が盛り込まれ、プリザンターがさらに便利で強力になりました。
新機能の追加により業務効率が向上し、各種改善によってシステムの信頼性や使い勝手もアップしていますので、ぜひ最新バージョンへのアップデートをご検討ください。
詳しい更新内容については、プリザンター公式サイトのリリースノート(Ver.1.4.16.0)もぜひご参照ください。
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それでは、今回はこの辺で。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。