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【わかりやすく解説】ルックアップ機能を使ってみる。

こんにちは。
リーデックス野田です。

最近、とっても暑いですね。今までは歩いていた距離も、バスやたまの日にはタクシーを使うようになってしまいました。

さて 今回は、プリザンターに最近追加されたルックアップ機能をご紹介してみようと思います。ルックアップ機能を使用して、リンク関係にあるテーブルの親テーブルの項目の値を子テーブルの項目に転記するといったことが可能になります。子テーブルの画面から、親テーブルの情報もまとめて確認することができるので、便利な機能ですね。初めての方にも理解していただけるよう、わかりやすく解説していきたいと思いますので、ぜひご覧ください。

はじめに

今回は、ルックアップ機能を使用して、親テーブル「連絡帳」の情報を子テーブル「注文リスト」に転記してみたいと思います。

まずは、「連絡帳」、「注文リスト」テーブルを作成してください。

「連絡帳」テーブルは、分類Aの項目を「連絡先」、分類Bの項目を「担当者」としてテーブルを作成してください。「注文リスト」テーブルは、分類Bを「連絡先」、分類Cを「担当者」としてテーブルを作成してください。

(連絡帳テーブル)

f:id:nodakoshiro:20210725215456p:plain

(注文リストテーブル)

f:id:nodakoshiro:20210725215413p:plain

リンクテーブルの作成

まずは、リンク機能を使用して、「連絡帳」と「注文リスト」をリンクします。

「注文リスト」をドラッグして、「連絡帳」にドロップしてください。 ドロップすると表示されるダイアログでは、リンク項目を選択して「作成」ボタンをクリックしてください。リンク項目は、分類Dを選択して進めていきます。

f:id:nodakoshiro:20210725211336p:plain

上記の手順でルックアップ機能を使用する準備は完了です。リンク機能については下記のマニュアルもご参照ください。

pleasanter.org

 

ルックアップ機能の設定

続けて、ルックアップ機能の設定を行う手順をご説明します。

子テーブルにあたる「注文リスト」の「テーブルの管理」-「エディタ」タブを開いてください。次に、「連絡帳」のリンク項目として設定した分類Dを選択して「詳細設定」をクリックしてください。「詳細設定」をクリックすると表示されるダイアログで「選択肢一覧」の値を下記の通り変更してください。

[
    {
        "SiteId": 10,
        "Lookups": [
            {
                "From": "ClassA",
                "To": "ClassB",
                "Type": 0
            },
            {
                "From": "ClassB",
                "To": "ClassC",
                "Type": 0
            }
        ]
    }
]

 以上でルックアップ機能の設定は完了です。

 

ルックアップ機能を使ってみる

まずは、「連絡帳」テーブルのレコードを新規作成します。例として、以下の通り「魚屋」のレコードを作成しています。

 

f:id:nodakoshiro:20210725221439p:plain

そして、注文リストテーブルからレコードを新規作成します。「連絡帳」の項目に対して、先ほど作成した「魚屋」を選択してレコードを作成すると、「連絡先」と「担当者」の項目の値が、「連絡帳」テーブルの「魚屋」のレコードの値を転記して作成されていることが確認できます。

f:id:nodakoshiro:20210725215822p:plain

 

まとめ

さて 今回は、プリザンターに最近追加されたルックアップ機能をご紹介してみました。プログラム不要でここまでできるようになったので、ぜひ使ってみてください!

弊社では、スクリプトやスタイルを利用したカスタマイズについてご支援させていただいております。スクリプトについて相談したい、業務を改善のために実現したい機能がある、や、本記事や過去の記事のスクリプトを応用したい、などありましたら、お気軽にお問合せください。

それでは、今回はこの辺で。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。