オープンソースのローコード開発ツールのプリザンター(pleasanter)ブログ

オープンソースのローコード開発ツールのプリザンター(pleasanter)のブログとサービス情報サイトです

カテゴリ : お知らせプリザンターとは?使い方スクリプト・スタイル環境構築事例動画

【わかりやすく解説】サーバスクリプト全ての「条件」共通で使えるオブジェクト

f:id:h-ogawa-reedex-co-jp:20210124081900p:plain


こんにちは。
リーデックス小川です。

少しご無沙汰となってしまいました。4月1日、新しい年度がスタートとなりました。だいぶ暖かくなりましたね。今年は桜の満開も早く、ジョギングをしていると花びらが散っています。

 さて今回は、サーバスクリプトで全ての「条件」共通で使えるオブジェクトについて、わかりやすく解説していきたいと思います。サーバサイドスクリプトについては、本ブログでも紹介していますので、初めての方はぜひご覧ください。

なお、サーバスクリプトはまだ情報が少ないこともあり、調査が追い切れていないことがあることをご了承ください。

 

条件(スクリプトの実行タイミング)は?

サーバスクリプトには、様々な条件(スクリプト実行タイミング)があります。ある条件でしか使えないオブジェクトがありますが、無条件に利用できるオブジェクトもあります。今回は、すべての条件で利用できるオブジェクトとパラメータについてご紹介していきます。

オブジェクトとパラメータ

それでは、順番にご紹介していきます。

オブジェクト:context

ユーザIDやサイトIDなどの、サイトでユーザが送信したデータの情報を取得することができます。注意点としては、本オブジェクトのデータは取得のみ可能で、値を書き換えることはできないようです。

パラーメータ

このオブジェクトで利用できるパラメータは下記となります。先ほどもご説明しましたが、このオブジェクトのパラメータは変更することができないようです。

説明 変更可否
FormStringRaw フォーム(項目)に入力した情報 ×
FormString フォーム(項目)に入力した情報 ×
Ajax Ajaxでリクエストしたかどうかのフラグ ×
Mobile Mobileでリクエストしたかどうかのフラグ ×
ApplicationPath アプリケーションパス ×
AbsoluteUri 絶対URI ×
AbsolutePath 絶対パス ×
Url URL ×
UrlReferrer 前回要求したURL ×
Query URLクエリパラメータ ×
Controller コントローラ名 ×
Action アクション名 ×
TenantId テナントID ×
SiteId サイトID ×
Id レコードID ×
Groups グループ情報 ×
TenantTitle テナントのタイトル ×
SiteTitle サイトのタイトル ×
RecordTitle レコードのタイトル ×
DeptId 組織ID ×
UserId ユーザID ×
LoginId ログインID ×
Language 設定言語 ×
TimeZoneInfo タイムゾーン ×
HasPrivilege 付与されている権限 ×
ApiVersion APIのバージョン ×
ApiRequestBody APIのリクエスト内容 ×
RequestDataString リクエストデータ ×
ContentType レスポンスヘッダの種類 ×
サンプル

contextの取得は下記のように行います。

// サイトIDの取得
var SiteID= context.SiteId;  

// LoginIDの取得
var LoginID= context.LoginId;

画面でのサンプルは、別の条件で、登録画面や編集画面のサンプルを作成し用途考えていまので、そちらを参考にしていただければと思います。 

 公式マニュアル・参考サイト

 オブジェクト:model

編集画面でレコードの項目を書き換えることができるのがmodelオブジェクトです。

パラーメータ

modelオブジェクトはmodel.XXXと設定します。XXX部分については、項目の表示名とカラム名の対応表 の「カラム名」に対応しているようです。また、読み取り専用については、おそらく設定はできないと思いますが、後ほど検証し、仕様について確認していきたいと考えています。

サンプル

modelの設定は下記のように行います。

model.ClassA = 'テスト分類A';
model.DescriptionB = 'テスト説明';
model.NumC = 100;
model.CheckD = true;

画面でのサンプルは、別の条件で、登録画面や編集画面のサンプルを作成し用途考えていまので、そちらを参考にしていただければと思います。

 公式マニュアル・参考サイト

オブジェクト:ColumnFilterHash

一覧画面で取得するレコードを絞り込むことができます。

パラーメータ

公式マニュアルなどに現時点で情報がないため、わかり次第追記していきたいと思います。

サンプル

公式マニュアルなどに現時点で情報がないため、わかり次第追記していきたいと思います。

公式マニュアル・参考サイト

 公式マニュアルなどに現時点で情報がないため、わかり次第追記していきたいと思います。

まとめ

今回は、サーバスクリプト全ての「条件」共通で使えるオブジェクトついてわかりやすく解説してみました。

情報がまだまだ少なく、調査しきれていないことが多いため、記事内容が薄くなっているかもしれません。今後も情報が入り次第、調査ができ次第、追記していきたいと思います。

 弊社では、スクリプトやスタイルを利用したカスタマイズについてご支援させていただいております。スクリプトについて相談したい、業務を改善のために実現したい機能がある、や、本記事や過去の記事のスクリプトを応用したい、などありましたら、お気軽にお問合せください。

それでは、今回はこの辺で。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。