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ローコード開発プラットフォームプリザンターに追加された機能を紹介!

 ※下記はpleasanter.orgのキャプチャですf:id:h-ogawa-reedex-co-jp:20201203203049p:plain

こんにちは。
リーデックス小川です。

プリザンターのWebサイトのアイキャッチが大きく変わりました。

国産オープンソースのローコード開発プラットフォーム
パッケージよりも高機能、フルスクラッチよりも低コスト。
業務アプリが自由に作れて、素速く使える。
シンプルなだけではなく、強力な拡張機能であらゆる要求を実現します。

pleasanter.orgより

ローコード開発プラットフォームという位置づけになりましたね。ここ最近は、開発プラットフォームとしての機能追加が数多くされています。今回もその一部をご紹介いたしますが、紹介しきれませんので、別途ご紹介したいと思います。

本ブログも、ローコードについての記事を過去に書いていますので、もしよければ参考なさっていただければと思います。
 また、過去に30分凝縮トレーニングにてローコード開発ツールとしてのプリザンターについて開催しました。動画も公開する予定です。

 

さて、今回は、ローコード開発プラットフォームプリザンターにここ数か月で追加されたAPIなどの機能について、ご紹介していきたいと思います。

 

 

メール送信APIを追加

まず1つ目ですが、メールをAPI経由で送信できるようになりました。7月のバージョンアップで実装されています。

Pleasanter ユーザーマニュアル - 2020年07月のバージョンアップ情報

 

それでは、実際にサンプルプログラムを見てみましょう。

// メール送信API
const id = $p.id();
const mailadress = "XXX@hogehoge.com,YYY@fugafuga.com";
const data = {
    From: "Administrator <sample@reedex.co.jp>",
    To: mailadress,
    Title: "Title",
    Body: "Body",
};
$p.apiSendMail({ id: id, data: data });

上記プログラムを、メールアドレスを適宜修正し、任意の編集画面のスクリプトで実行してください。 メールが送信され、該当編集画面の下部に送信ログが表示されています。

 

一括削除APIに物理削除オプションを追加。

続いて、一括削除APIの物理削除オプションについて書いていきます。こちらは8月にバージョンアップで実装された機能です。

Pleasanter ユーザーマニュアル - 2020年08月のバージョンアップ情報

 

ポイントは、jsonで「PhysicalDelete : true」を設定するところです。データが物理削除されますので、テストする際には十分お気を付けください。

//完了ステータスを一括物削除(物理削除true)
const json = {
    ApiVersion: "1.1",
    View: {
        ColumnFilterHash: {
            Status: "[900]"
        },
    },
    PhysicalDelete : true
}
$p.apiBulkDelete ({
    id: 11111,   //サイトID
    data: json,
    done: res => {
        alert("成功");
    },
    fail: err => {
        alert("失敗");
    }
});

 

 一覧画面のテーブルのセルにCSSを出力する機能を追加。

こちらも、8月に実装された機能です。一覧画面の詳細設定を開くと、「セルCSSの設定」という入力欄があるので、任意の文字列を入力し、変更します。

f:id:h-ogawa-reedex-co-jp:20201203202340p:plain

 

先ほどの設定更新後に一覧画面を表示すると、該当するTDタグの中に設定したclassが付与されていることが分かります。

f:id:h-ogawa-reedex-co-jp:20201203202621p:plain

 

今までは、一覧の列を処理する場合、$p関数を利用したりJavascript(jQueryなど)でセレクタを指定をする必要がありましたが、これを設定すると、簡単に列を指定することができるようになります。

 

まとめ

今回は、ローコード開発プラットフォームプリザンターに追加された機能を紹介いたしました。まだまだ、新機能はいっぱいあります。特に、サーバサイドでスクリプトを実行できるようになりますので、ますますローコード開発ツールとして機能アップしていきますね!

弊社では、スクリプトやスタイルを利用したカスタマイズについてご支援させていただいております。スクリプトについて相談したい、業務を改善のために実現したい機能がある、や、本記事や過去の記事のスクリプトを応用したい、などありましたら、お気軽にお問合せください。

それでは、今回はこの辺で。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。