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利用者と開発者の側面から見る、プリザンターの魅力とは? ~開発者側からの側面~

こんにちは、リーデックス小川です。
前回は、利用者側から見た、プリザンターの魅力いついて書いて見ました。簡単に、汎用的に、サクサク使えることが出来ることがわかって頂けたかと思います。
今回は、開発・導入側から見たプリザンターの魅力について書いて行きたいとおもいます。

 開発・導入側にとってのプリザンターの魅力とは?

使い勝手(UI)をJSやCSS自由にカスタマイズできるので楽しい

利用者にとってとてもシンプルな画面構成となっていますが、カスタマイズの要望が出てくることがしばしばあります。プリザンターでは、管理画面でスクリプト(JavaScript)CSSで画面ごとに拡張することが可能です。

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また、拡張JavaScript、拡張CSSを利用することで、ログイン画面やファイル一覧画面を含むすべてのUIを変更することが出来ます。JQueryがわかる方であれば、比較的簡単に動きを付けることも出来るはずです。また、オンプレミス版であれば簡単に(SaaS版だと工夫が必要になります)JavaScriptやCSSのフレームワークやライブラリを追加することができますので、使い慣れたライブラリを使って拡張することが出来ます。リーデックスでは、スマホに最適化された画面(レスポンシブ対応)をCSSとJavaScriptで実装しました。ご興味のある方はお問合せください。

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APIによる連携が簡単にできるので楽しい

プリザンターにはデータ連携を行うためのAPIの仕組みがあります。サイトのデータの取得はすでに本ブログでもご紹介済みですが、最新版ではユーザー情報に関するAPI(ユーザAPI、グループAPI)についても利用が出来るようになっています(本ブログでもご紹介できればと思っています)。

 

弊社でも導入実績がありますが、Webサイトの問合せフォームの内容を外部プログラム(PHP)からAPIを利用しプリザンターに登録しています。これは、返信漏れを防ぎ、ノウハウを蓄積するとともに、顧客情報として利用しています。また、管理画面でのスクリプトで利用することも出来るため、たとえば、関連する他のテーブルからデータを取得し、登録画面に表示する、といったことが可能となります。

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また、他の外部プログラムへの連携も可能ですので、外部の帳票ソリューションや会計ソフト、ERPパッケージへの連携なども可能です。

 

自動処理を行う仕組みがあるので楽しい

少し複雑な自動処理を行いたい場合、JavaScriptでも可能なのですが、SQLを利用したほうが良い場合もあります。プリザンターでは、登録、更新、削除などのタイミングで、任意のSQLを実行できる拡張SQLという機能があります。このおかげで、複数のテーブルからデータを取得し複雑な計算処理を行ったり、複数のテーブルのデータを変更したりできるようになります。

少し内部的な話になりますが、プリザンターはテーブル構造がシンプルです。SQL Server Management Studio (SSMS) で、テーブル名とデータの中身を見てもらえると、なんとなく構造がわかると思います。画面でデータを更新しながらどのように値が変わって行くかを確認することで、より深い理解が出来ると思いますので、少し複雑なワークフローなども実現できるのではないでしょうか?(弊社でも技術支援を行うことが可能です)。

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オンプレ、SaaSとどちらでも使えるので導入の手間がかからない

プリザンターの大きな特長のひとつとして、オンプレミス(自社サーバー)環境へのインストールが可能なことが挙げられます。一般的なWebDBはクラウド環境のみで、オンプレミス環境へのインストールは出来ないと思います。これは、大きなアドバンテージのひとつで、業種によってはセキュリティーの観点でデータを外部に持ち出せないことがしばしばあります。また、オンプレ環境であればAD(ActiveDirectory)連携を行うことも容易になります。比較的固めなお客様にもWebDB環境を積極的にご提案できますね。

もちろん、本格導入の前に使ってみたいという方もいるはずです。SEであれば、自分のPCにインストールすることも可能ですし、さくっとデモサイトで操作感を確認することも可能です。また、SaaS版でお試し運用ができるので、まずは小規模で試して見て、上司への提案に利用することも出来ます。

 

ちょっと気になるところ

プリザンターはオープンソースでバージョンアップが頻繁にあります。画面がちょくちょく変わるため、キャプチャした画面が古くなるスピードが速いです。このブログでもすでに画面が古くなっているものがあると思われますが、さすがにすべての画面を変更することは出来ません・・・。バージョンアップすることは良いことなので、こればっかりはしょうがないですね。

 

まとめ

この他にも、ERPパッケージの画面がわかりづらく、改修すると費用がかかるため、ERPのフロントエンドとしてプリザンター利用する、という使い方や、EXCELを利用してERPに登録しているが、バラバラの運用になってしまうためプリザンターに統一する、といった使い方を行っている会社もあるようです。

まだまだ発展途中のプリザンターですが、実運用で利用され始めています。本ブログでも、より具体的な利用方法についての記事のページビューが増えてきていますので、ぜひ使って見て感想を頂けるとうれしいです。

また、弊社でもインストールを初めとして、カスタマイズやトレーニングなども承っておりますので、ご遠慮なくお問合せください。

 

それでは、また次回お会いしましょう。

最後まで読んで頂きありがとうございました。